こんにちは。えとかしです。
「小学生になると、子どもが一番最後に家を出るのが心配」
「学童になじめなかった先輩ママの話を聞くと不安しかない…」
そんな“小1の壁”を見越して、私は専業主婦から在宅勤務に再就職する道を選びました。
「家で働けば子どもとの時間も守れる」「退職しなくて済む」そう思っていたんです。
でも現実は――、
長女に「お母さんは、お家にいるのにどうして来てくれないの」と泣かれた日、私は初めて「間違えたかもしれない」と感じました。
この記事では、「小1の壁 退職 後悔した」と検索した私が、
どうして後悔し、そしてどうやって働き方を選びなおしたのか。
同じように悩んでいるあなたに、私の経験をそのままお伝えします!
えとかしってどんな人?
事務員をしながら副業で月収10万円達成
今は在宅フリーランスとして活動中。
このブログでは、
副業で月10万円を達成するまでの道のりを経験談を交えてお伝えしたり、
在宅フリーランスとして月収30万円を目指す過程についてお届けしています。
【実録】小1の壁を見越して在宅勤務を選んだ私が、後悔した本当の理由
私は2年前、次女の小1の壁を考え、完全在宅勤務の仕事に就職しました。
それまで約10年間、転勤先で専業主婦をしていました。
コロナをきっかけに自分の生き方を考え直し、再就職を決意します。
当時長女は小3で学童に入れず、次女は小1。
さらに喘息もちの2歳の末っ子もいて、
「このままじゃ、仕事と育児の両立なんて無理かもしれない」と焦っていたのを覚えています。
だからこそ、「小1の壁」で退職なんてならないように、
完全在宅勤務の仕事を選びました。
家にいれば、子どもたちの気持ちにも寄り添える!
学校の行事や、習い事の送迎にも対応できる!
そう信じて疑っていなかったのです。
でも現実は違っていました…
そんな私が退職を考えたリアルな体験談を5つ紹介します
小1の壁のリアル|退職を考えたリアル話5選
私は、実家からも離れた東京で
3人の子どもとの時間と、自分のキャリアを磨いていくために在宅勤務を選びました。
だけど、現実は想像以上に厳しくて。
「もう無理かもしれない…」
辞めた方がいいかも?
やっぱり私には向いていない?と、何度も頭をよぎった、
忘れられない5つの出来事をお話しします。
勤務時間が決まっていて、自由に動けない…!
在宅勤務でも
「勤務時間が決まっている」ことは会社員とかわりません。
でもそんな当たり前のことも、
「自宅に居ればなんとかなる!」と楽観視していた当時の私…
平日の習い事や行事に“少しくらいなら抜けられる””と思っていた私は、
- 日中の勤務時間中は子どもには構ってあげられない。
- 習い事の送迎は、勤務時間中なのでできない。
- 平日の学校の行事に参加するのも、事前に社内の申請や根回しが必要
会社に居たら当たり前の事ですが、
場所が“家”に変わっただけ。
時間の制約は思った以上に厳しくて。
「もっと柔軟に働けると思ってたのに…」
という落胆が、じわじわと積み重なっていきました。
お母さんが家にいるのにかまってくれない!子どもの不満…
「家にいるのに、なんで話しかけちゃダメなの?」
ある日、そう言って悲しそうな次女の顔が、今でも忘れられません。
申し訳なさと、罪悪感でいっぱいになったことがあります。
たしかに、家は子どもにとって安心する場所。
「帰ったらママがいる」だけでホッとするはずなのに、
話しかけても「ちょっと待っててね」が続く毎日では、不満もたまりますよね。
13時半には帰ってくる小学1年生。
でも、私は17時までびっちり仕事。
5分くらいの雑談はできても、宿題を一緒に見てあげる時間はありませんでした。
その間、5分程度の雑談はしても
学校の宿題をみたりすることは難しかったです。
家にいるのに、かまってあげられない
それがどれだけ、子どもにとっても自分にとってもストレスになるかを、
私はあとから知りました。
夏休みの「平日どこにも行けなかった」が残した後悔
在宅勤務中の夏休み。
子どもたちは「明日こそどこか行ける?」と目を輝かせていました。
でも、夏休みも仕事優先。
出かけられずに残ったのは、子どもの「お母さん、今日もお仕事?」という視線。
近年の猛暑では、日中低学年の子ども同士で出かけるのは心配。
連れて行ってあげたいけれど、仕事が終わる頃には夕方。
猛暑の中、子どもだけで出かけさせるのは不安で、
結果的に「ずっと家にいたね…」という夏になってしまったんです。
家に居るだけの日々に、子ども達もたいくつだと漏らすようになりました。
「家にいるのに、なにもしてあげられなかったな」と胸が痛くなりました。
子どもがまちぼうけを食らった日、私は仕事中だった
小学校低学年の子どもの「あるある話」なのですが、
待ち合わせの時間と場所を間違えたり、
習い事があることを把握していなくて、待ち合わせに来ないことです。
長女の時もあったのですが、
当時、私は専業主婦だったので、長女の友達が現れるまで一緒に居たり、
そのお友達のお母さんと事前に連絡をとるなど、かなり根回しをしていました。
次女も対応できるように、
在宅勤務の仕事を選択したのですが…
電話をくれた次女にすぐに対応できませんでした。
本当にお手上げでした…
家にいるのに助けられない。仕事を始めたことを後悔を感じた瞬間でした。
冬の習い事送迎に、毎週胃が痛くなった日々
夕方15時~17時は、小学生が通う習い事の、送迎ゴールデンタイムです。
我が家はなるべく子どもだけで通えるように、徒歩圏内の習い事を選びました。
それでも、冬の16時~17時は暗く、住宅街でも夜道を1人歩かせるのは心配でした。
そこで、冬の間は習い事の送迎が出来るように職場に交渉。
勤務時間内に仕事を終わらせるならという条件付きでOKをもらいました。
冬の間は、勤務時間内に仕事が終わるように日中の作業効率をかなり高めなければいけません。
そうやって仕事を詰め込むたび、心がすり減っていくようでした。
後悔しないために始めた“副業”という選択
「もう、この働き方じゃもたないかも…」
毎日、自宅でパソコンに向かっているのに、
子どものSOSには応えられない。
仕事はしているのに、どこかで“やっているフリ”のような感覚。
「社会に出て働くのは、今の私には早かったのかもしれない」
「もっと子どもたちが大きくなってから、パートに出たほうがいいのかも…」
そんなふうに思い始めていた頃、
私は会社でSNSアカウントの運用を任されることになりました。
それまでは、SNSはもっぱら“見る専”。
友達の投稿に「いいね」したり、DMでやり取りするくらいの距離感でした。
だからこそ最初は、本当に戸惑いました。
あれ?青く光らない…リンクにならない…どうして?
“ハッシュタグ”という言葉をようやく覚えたくらいで、
投稿ルールや画像サイズすら、わからないことばかり。
それでも、「せっかく任せてもらった仕事だから」と、
調べながら少しずつ学びを深めていきました。
その中で、あるアカウントに出会いました。
それは、Instagram運用に関するノウハウを
わかりやすく、ユーモアを交えて発信している方のもので、
飾らない雰囲気やストーリーズのリアルな姿に、どんどん惹かれていきました。
投稿を遡っていくうちに、
その方が会社員をしながら、副業でインスタ運用の仕事をしていることを知ったんです。
まさに“フリーランス”という働き方が、
自分の中でひとつの選択肢として見えてきた瞬間でした。
すき間時間で少しずつ学んでいった、私の副業生活
とはいえ、すぐに何かが変わったわけではありません。
私はまだ、仕事と育児に追われる在宅ワーカーのまま。
ただ、「何かを変えてみたい」という気持ちだけは残っていました。
そこで私は、自分でもInstagram運用を勉強してみることに。
学んだことを、まずは自分のアカウントで実験してみることから始めました。
平日の早朝、子どもたちが寝ている時間。
夜、寝かしつけのあと。
土日のすき間時間。
本当に少しずつ、でも毎日継続して、
運用の基礎から投稿のコツまで、ひとつずつ試していきました。
保存された投稿と、そうじゃない投稿の違いって何?
自分のアカウントを使った試行錯誤は、
まるで「子育て」のようでした。
なかなかうまくいかない。
色々と試してみたらあたりが分かって大喜び!
そんなアカウントの運用を重ねていきました・
その成果を、会社で任されたアカウントでも提案していきました。
最初なかなか反応が得られず、
「やっぱり向いてないのかも」と落ち込む日もありました。
けれど、次第に反応が増えていき、
フォロワーも、上司と話をしていた理想のお客様がだんだんと増えていきました。
ストーリーズでイベント募集をかけたら、ぽつぽつと申込が入るように。
気がつけば、長年埋まらなかった講座が久しぶりに満席になるなど
「ちゃんと届いている」そんなアカウントに成長していきました。
その感覚は、とても大きな喜びで
確実に、私の中で“やってきたことが形になった”という実感に変わっていきました。
副業で月10万円達成|少しずつ見えてきた“辞めたあとの自分
最初から「フリーランスになるぞ!」と思っていたわけではありません。
むしろ、日々の働き方に息苦しさを感じていて、
「少しでも自由に、自分らしく働ける選択肢がほしい」――そんな気持ちでした。
副業として始めたインスタ運用代行では、
最初の2ヶ月で1件のお仕事をいただき、月5万円の収入に。
そこから半年以内に、投稿代行や運用案件なども増え、
月15万円ほどの副業収入を得られるようになりました。
「もう、会社に頼らなくてもやっていけるかもしれない」
そう思えるくらいには、自信が育ってきたんです。
でも、やっぱり迷いはありました。
フリーランス=不安定というイメージが抜けきらず、なかなか踏み出せずにいたんです。
そんなとき、オンラインスクール内のセミナーで聞いた一言が、
私の中の迷いを整理してくれました。
「重たい女になるな」
収入がほしい。安定したい。
そんな思いが強くなりすぎると、相手に合わせすぎてしまう。
言いたいことも飲み込んで、自分をすり減らしてしまう…
それは、会社員でもフリーランスでも同じ。
仕事とは「対等なパートナーシップ」であるべきだと気づいたんです。
「合わない相手とは無理に続けなくてもいい」
「自分の価値を信じて働いていれば、新しいご縁は必ず来る」
この言葉が、私の背中をそっと押してくれました。
そこからは、少しずつ今の働き方を見直すようになり、
本業としてやってきた仕事と、副業で始めたインスタ運用代行を
フラットな視点で比べることができました。
もちろん、どちらにもやりがいや魅力はあります。
でも、家族とのかかわり方や、
私自身が描きたいキャリアの形を考えたときに、
「フリーランスとして働くほうが、私には合っている」
そう、はっきり思えたんです。
私にはこの選択肢が合っているのかもしれない。
そう気づけたことで、やっと次の一歩が踏み出せました。
そして、円満に退職の意向を伝え、
フリーランスとしての働き方を少しずつ形にしていきました。
「辞めたから楽になった」ではなく「納得して辞められた」私の話
退職は決して“悪いこと”ではありません。
家族の幸せ、時間の使い方、そして心の余裕。
いろんな視点から、自分なりの働き方を考えてみることをおすすめします。
「収入がなくなるのが怖い」
「この先、再就職なんてムリかも…」
そう思って立ち止まっている方も、きっと多いはずです。
でも私は、副業として少しずつ経験を積んでいくうちに
“準備してから辞める”という選択ができました。
「この先も続けられる働き方を、自分で選べた」
それが、何より私の自信になっています。
今の働き方がつらいと感じているのなら、他にも道はあるかもしれません。
私にとっては“副業”がその選択肢のひとつでした。
「今の仕事をそのまま続ける」
「働き方を少し変えてみる」
どちらも間違いではないと思います。
私が本当に伝えたいのは、
“こうじゃなきゃ”と自分を縛らずに、
自分のペースで選び直してもいいということです。
子どもとの時間も大切にしたい。
でも、収入のこともやっぱり不安――。
その気持ち、私にもすごくよくわかります。
改定と仕事の両立、家族の在り方、キャリアの考え方は本当に人それぞれ。
「正解がない」からこそ、たくさん悩んで当然なんですよね。
私は“自分に合う選択”に出会えて、やっと気持ちがラクになれました。
だからこそ、あなたにも焦らず、
自分の本音と少しずつ向き合いながら、進んでいってほしいと思っています。