こんにちは。えとかしです。
「小1の壁、小4の壁」って、どちらも聞いたことはあるけれど、
実際にどんな壁なのか
どう違うのか…
調べても不安ばかりが膨らんでいませんか?
私自身、子どもが年長の頃に
「小1の壁」の存在を知って慌てて情報を集めました。
すると、その途中で出てきたのが
「小4の壁」という言葉。
「え、また壁!?」「いつまで続くの…?」
…わかります!
私も、思わずため息が出たのを覚えています。
実は、「小1の壁、小4の壁」は、
家庭によって感じ方が全く違うんです。
でも共通して言えるのは、
“周りの基準”に振り回されていると、どちらの壁も大きく感じてしまうということ。
この記事では、「小1の壁」と「小4の壁」の基本的な違いや対策に加えて、
これから先、壁が現れても
“迷わない家庭になる”ための判断軸についてもお伝えしていきます。
えとかしってどんな人?
事務員をしながら副業で月収10万円達成
今は在宅フリーランスとして活動中。
小5、小3、4歳の子どもとバタバタな日々を過ごしています。
このブログでは、
副業で月10万円を達成するまでの道のりを経験談を交えてお伝えしたり、
在宅フリーランスとして月収30万円を目指す過程についてお届けしています
小1の壁とは?共働き家庭にとっての現実
子どもが小学生になると、
保育園時代とはちがい帰宅時間が早まることで
預け先に困り、仕事と育児の両立が難しくなるのが、
いわゆる小1の壁です。
具体的には
新学期の保護者会に個人面談、運動会や学芸会の振替休日もあって
平日昼間に親の出番が増える
高学年でも、13時半に下校する日も…
放課後の過ごし方が家庭によって違うので、
学童に行くことに不満をもらすようになった…
長期休み中、
学童が空いていなかったり、受け入れ時間が短かったりする
つまり、学校行事で有休消化率が上がったり
仕事の調整が必要だったりするなど、
「放課後の時間をどう過ごす?」という問題について
大いに悩んだ方も多いのではないでしょうか。
小1の壁を乗り越えたポイントは「周りの支援」
小1の壁は
大きく変わった環境を、大人がどう柔軟に対応していくのか
ここをメインに動いてきたとおもいます。
でも、小4の壁は、子どもの内面に起きる変化が中心になります。
つまり、これから親子で向き合うのは、
時間や環境だけではなかなかかいけつできない「心の成長」による壁なんです。
勉強についていけない自分が恥ずかしい…
仲のいいあの子に比べて私なんて…と落ち込む
周りと自分を比較して、自己肯定感が下がる
こうした、小1の壁では見えなかった精神的な壁が現れてきます。
だからこそ小1の壁とはちがった目線や、親子のかかわり方が求められてくるんです。
こうした小4の壁で現れる子どもの変化と、
親ができるサポートについて詳しく見ていきましょう。
小4の壁とは?“見えにくいけど深刻”な変化
小4の壁とは大きく分けて3つあります。
1つ目は勉強の難易度があがる
2つ目はギャングエイジとよばれる精神面が発達することで起きる問題
3つ目は学童に入れなくなる自治体が増え、平日放課後の居場所がなくなる
これらの3つが複雑に絡み合ってくる壁が小4の壁です。
特に、「ギャングエイジ」と呼ばれる行動が増えていくと
本人の意思とは裏腹に、警察に補導なんてことも…
そうですよね。こうした部分は避けたいと思うのが親の本音ですよね。
もちろん、全部が全部、深刻な事態になるわけではありません。
それは安心してくださいね!
でも、“知っているか、知らないか”で、
私たちができる対応は確実に変わるのではないでしょうか?
具体的には、子どもの友達関係の変化に気づいたら、
すぐに本人に話を聞く習慣を作る。
こうした事前に知識を持っておくことで、
家庭での予防や対処法も立てやすくなりますよね。
親だって完璧じゃないので、
悩んだっていいんです。
悩みながら一緒に確認していきましょう。
小4の壁って何?
勉強についていけなくなる
小学校中学年になってくると、
授業の難易度は低学年に比べてグッと難しくなります。
特に、分かりやすいのが算数。
低学年のときは、
「ブロック1個と1個、合わせて何個になった?」
なんて、目に見えるものを使いながら
数が増えていくのを目で見て、触って、体験していきましたよね。
我が家も、子ども達と
「コップに入れた水と、お鍋いっぱいに入れた水の量って全然違うよね?
じゃあどっちが多いかわかる?」
なんて実際に手を動かして、実物を見せて説明していました。
それが小学校4年生になると、ちょっと世界が代わります。
概数(がいすう)や角度とか…
目でみただけでは分からないものを
頭の中でイメージする問題が増えていくんです。
これ、久しぶりに見た親ももれなく戸惑います。(笑)
子どもの宿題を見ながら
「四捨五入ってこれで合ってる…よね?」
「概数ってそもそも忘れちゃった…」みたいな(笑)
もちろん、得意な子はどんどん理解してスイスイ問題を解いていくけど
ちょっと苦手意識をもつと「算数苦手…ってか嫌いだわ」となってしまうんだよね。
勉強で分からない部分がたくさん出てくると、
自分は勉強ができないと思い自信をなくしていき、
勉強が得意な子はさらに自信をつけていく。
そんな二極化が進みやすい時期でもあるんです。
友だち関係で悩みがでる~相手と自分を比較するようになる
小4〜小5くらいになると、
子どもたちの間に「仲間意識」がぐっと強くなってきます。
いわゆる、“友達グループ”ってやつですね。
小5の娘はこのころ急に
「〇〇くんとは話が合わないから」
「△△ちゃんとは、なんか馬が合わないから、近くの席になってほしくない」
など言い出すようになりました。
それまでは、クラスのみんなと会えばワイワイ遊んでいたのに
少しずつ「合う・合わない」を自分で感じ取るようになったんだなあ…
と、驚いたのを覚えています。
仲の良い友達同士では、グループ内での合言葉を決めてはしゃいだり、
仲間意識が強くなったなと感じていました。
この仲間意識が少し心配な方向に出てくるのもこの時期です。
そしてこの頃の子ども達のことを
文部科学省では「ギャングエイジ」と呼んでいます。
ちょっとびっくりしますよね。(笑)
これは悪い意味ではなく
「子どもが自立に向かうための自然な成長過程」です。
この時期は本人の意思とは逆に
「空気を読んで」周りの雰囲気にのまれてしまう。
つまり「流されやすい」年齢とも言えちゃうんです。
例えば、
放課後に無断で買い食いをしたり、
繁華街へ子どもだけで遊びに行くことが増えたり、
習い事や塾をサボって遊ぶようになったり。
その仲間たちと一緒にコンビニで万引き…💦
なんてことも。
ちょっとしたことが思わぬトラブルになるのもこの時期の特徴です。
自己肯定感が揺れやすい 「問題行動」という壁
前の章で、友だちとのグループができたり
周りと自分を比べる目線の話をしました。
でもこうした周りが良く見えるようになると
楽しいことばかりじゃないんですよね。
ちょっとしたことで、
「自分はあの子より劣ってるのかも」
「みんなに比べて、自分はダメかも」
そんなふうに、
自分を低く評価してしまう子も出てきます。
これが、
小4の壁のもうひとつ──
「自己肯定感の揺れ」です
親としては、
子どもには自分の人生を胸張って生きて行ってほしいものです。
こうした自己肯定感を高めるには、
テストの出来不出来などの、できたことを褒めるのではなく、
その努力の過程を褒めるのがポイントです。
そして、とってつけたようなほめ方はもうバレバレ(笑)
子どもも、「なにそのとってつけたようなほめ方…」と白けてしまうので、
本当に良かったな!と思うことを全力でほめる!
それだけで、自己肯定感はアップしますよ✨
さらに、精神面でもぐんと成長してきます。
「自分って、あの子と比べてどうなんだろう?」
「グループの中で、自分の居場所ってどこなんだろう?」
そんなふうに、
周りと自分を比べる視点がぐっと育ってくるんですよね。
最近では、小学生でもスマホを持っている家庭が増えていて、
LINEやチャットのやり取りの中で、
思わぬトラブルが起きることも珍しくありません。
実際、うちの子の学校でも、
毎年「スマホを通じたトラブル」の報告はあるくらいです
放課後の居場所がなくなる~平日の空白の4~5時間~
学童の定員がいっぱいになっている自治体は、
低学年を優先して学童に入れる制度を設けています。
なので、小学校4年生になると、「学童に落ちた」そんな状態になることも。
学童が無い生活は、どんな生活になるのでしょうか。
6時間授業まで受けたとして、
3時45分には自宅についてしまいます。
そこから、夜7~8時に両親のどちらかが帰ってくるまで、
子どもは3~4時間1人で過ごすことに。
1日だけならまだしも、これが毎日続くと考えるとどうでしょうか?
夏休みなどの長期休暇では、
1日12時間ほど自宅で1人過ごす事になります。
これを心配して、学童代わりに塾へ入れる。
塾が終わる8時半くらいに迎えに行って一緒に帰宅する。
そんな話も納得なのではないでしょうか
いつまで「壁」に振り回されればいいの…?
壁だらけの子育てに嫌気がさしてませんか?
先輩ママからも、
そのうち、子どもも親も慣れるよ
そんな言葉をもらって、
確かに、赤ちゃん時代のバタバタは抜け出して
成長していってそんな目線も分かる。
でも、いつまでも壁にぶつかりたくない!
そう思いませんか?
「軸」を決めている人は、壁が壁にならない
実は、ある軸を持っている人は
こうした小1の壁や小4の壁を「感じにくい」って知っていましたか?
え!それは気になる…!もう悩んで調べての連続は疲れたよ…
そうですよね。
悩んでいる時間があるなら、私も美味しいビールを笑顔で飲んでいる時間に変えたいです(笑)
これは、これまでたくさんの壁を乗り越えようと必死に頑張ってきたあなたなら、
きっとできる!目からうろこの情報になること間違い無し。
その方法は3つあって
①子どもの性格から逆算して考える方法
②家庭の【キャパ」を正直に見つめる視点
③数年後の未来から逆算する視点
順番に解説していきます。
①子どもの性格から逆算して考える方法
子どもの性格って、兄弟によっても様々ですよね。
例えば、
- どんな場所でも自分を出せる、人見知りしないコミュ力の塊
- 誰とでも話しかけてすぐに仲良くなれるタイプ
- 超優等生タイプで積極的に行事にも参加
こんなタイプのお子さんなら、
学童は最高の環境ですし、
どんどん予定を詰めこんだスケジュールでも
楽しくこなしてくれそうですよね。
でも、ママならこんな面もあるのを知っているんじゃないでしょうか?
- 実は家では、かなりのめんどくさがりで片付けしない
- 土日はゆっくりしたいと、一歩も外に出ない日もある
こんな一面を知っていたら、
予定を詰め込むのではなく、平日もきちんと休みを作ってあげたいですよね。
どんなに楽しい旅行でもでも、分刻みで予定が詰まっていると
大人だって「なんだかしんどい…」そう感じるのと一緒です。
子どもの性格や行動パターンを知っているママだから
どんなに勉強やスポーツが大事でも選ぶ基準が個別でわかってくるはずなんです。
こうじた「子どもの特徴」を理解したスケジュールを一緒に作っていくと
小4の壁のコミュニケーションをはかる際も
「ママなら、自分の意見も聴いてくれるし相談したいな」と思ってくれるようになります。
②家庭の【キャパ」を正直に見つめる視点
どんなに素敵な習い事や塾、学校でも
「通い続けられるか」が抜けている方がたまにいます。
「私が頑張ればなんとかなる!」
そう思う気持ちもわかります。
でも、
祖父母のサポートなし。夫も多忙、夜に頼れる人はいない…
そんな状況だと、ママ一人で全部こなすのは厳しい時もあります。
なので、
自分の頑張りを前提にするのではなく、
使える支援を先に決めてから、その中でどうしていくかを決めていくことをおススメします。
私も、子どもの習い事は、なるべく子供の足で歩いて行ける範囲で選びました。
現実問題、他の兄弟を遅くに留守番できない事もそうでしたが、
子どもと親が納得する線引きは重要です。
どんなに周りの評判の良いものでも、
自分の子どもの性格に合っていないのも問題です。
③数年後の未来”から逆算する視点
10年後の姿は想像できませんが、
数年後の姿なら想像できる方も多いですよね。
子どもに“自分のことを自分で考えられる子”になってほしいから、
今から少しずつ選ばせてみよう
そう思って
まとめ|壁を乗り越えるのではなく、“選べる自分”になっていこう
小1の壁、小4の壁。
子育てには、これからもきっといろんな“壁”が立ちはだかります。
そして、小4の壁が代表する様に、
私たち親ができることはどんどん少なくなっていきますよね。
寂しい反面、こうした一緒に乗り越えていく壁は
家族のきずなを深めていくキッカケにもなっています。
これからは壁にぶつかるたびに悩んで、立ち止まって、
「どうしよう」「間違えたかも」と毎回うろたえる心配はありません
大切なのは、
どんな壁に出会っても、“わが家はこうする”という軸を持っていること。
軸を持っていれば、
周りと比べなくてもいい。
完璧な答えを探さなくてもいい。
「うちはこれでいいんだ」
そう思える選択を、親子で一緒に積み重ねていけます。
これから先も、壁はきっと出てきます。
でも、”選べる家族関係”を育てていけば、どんな未来もきっと大丈夫。
親子で、未来を楽しみにできる。
そんな歩み方を、一緒にしていきましょう。