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【スッと収まる】子育てのイライラが抑えられない人へ イライラの対処法と子どもへの接し方

こんにちは、えとかしです。
毎日の家事に育児、本当にお疲れさまです。

疲れていると、
「こんなに怒るつもりじゃなかったのに…」
イライラが瞬間湯沸かし器の様にこみあげてきて子どもに怒ってしまったことありませんか?

たとえば――
「もう、ママのご飯なんて食べなくていいよ!」
と強い口調で言ってしまったり。

帰り道、公園で道の真ん中に寝転んで大泣きするわが子。
その姿に、周囲の視線と、抑えきれない怒り。
「なんで私がこんな思いしないといけないの?」と、悔しさが込み上げてきて、
「そんな恥ずかしいことするの、赤ちゃんだよ!」と叱ってしまう。

結果、さらに泣かせてしまって自己嫌悪……

私も、そんな経験をしていたママのひとりでした。
でも、今ではずいぶんと「怒り」をコントロールできるように!


この記事では
「怒らないママ」になるための方法を伝えたいのではありません。
そして、ママが「変わる」ことを提案したいのでもありません。

怒ってしまう自分を受け入れて、
自分の期待値を下げる事が大切だとお伝えしたいのです。

この記事では、
・なぜ、イライラしてしまうのか?
・イライラを減らすための5つの具体的な工夫
・怒ってしまった後、どうやって子どもと向き合えばいいのか?


をわかりやすくお伝えしていきます。

読んだその日から実践できて、
「子育てで怒る自分」と上手につきあっていけるヒントをお渡しします。

「子育てにイライラしない私」へ、一歩踏み出しませんか?
それでは、最後までどうぞご覧ください✨

【シュッと収まる】子育てのイライラが抑えられない人へ イライラの対処法と子どもへの接し方

子どもを産んでから、その可愛さにびっくりした!
そんな経験はありませんか?

でも、子どもが大きくなるにつれてイライラしてしまったり怒鳴ってしまったり…

こんなに怒り狂う自分がいるなんて…びっくりした…

そうなんです。
こんなに怒りで震えたことは無いってくらい、
知りたくなかった「新しい自分」を見つけてしまった…
そんなママも多いのではないでしょうか。

【子育てイライラ】怒鳴ってしまった後、子どもの泣き顔が頭から離れない

子どものマイブームって厄介な時ありますよね。

  • 自分でドアを閉めたい
  • 今日はこの洋服を着ていきたい(毎日)

それが出来ないと分かると、火が付いたように怒る…

そんな姿にママ自身も
「イライラしすぎてやばい」
「虐待したらどうしよう」と思いつつも、

イライラする気持ちを抑えられない…

寝顔を見ながら何度も謝った経験は皆さんも1かいはあるのではないでしょうか。

【子育てイライラ】そのイライラは、「性格」のせいじゃない

こんなに急に怒り出すなんて…私ってこんな性格してたんだ…

私も、始めはいきなり怒り出す自分にびっくりして
今までの自分とはちがう一面に戸惑ってしまったことも…

でも、このイライラの原因は、あなたの性格ではないんです。

子育て中のママがイライラして怒りが抑えられない原因は2つあります。

  • 育児による「睡眠不足や疲労」が溜まっている
  • 「家事や仕事の負担」から、心身ともに余裕がない心理

あなたも、身に覚えはありませんか?

確かに、急に怒り出した時って、疲れてしんどいなって感じていた時かも…

そうなんです。
「なんでこんなことで怒ってるんだろう…」と思っても、
身体が限界だと冷静に判断することができないんです。

ポイント

心身ともに疲れていると、怒りが抑えられなくなることも
家族や周りの人も大切だけど、自分を労わる目線も大切

 

「自分を責める」よりも先に知ってほしい、怒りの正体

あなたは怒るとき、何かきっかけがあってだから怒ると思っていませんか?

実は人が「怒り」とは、
感情の“本当の気持ち”隠してしまう、ふたのような存在なんです。


そのふたを開けてみると、
中にはもっと繊細で本音に近い感情が隠れているんです!

この繊細で本音に近い感情は専門用語でいうと
一次感情と言います。

その感情は寂しさ、不安や恥ずかしさ、悲しみや孤独などです。

具体的には、

≪寂しさ≫

  • 子どもが全然話を聞いてくれない →
     💭本音💭「私の話なんて、どうでもいいのかな」

 

《不安・恥ずかしさ》

  • スーパーで泣き叫ぶ子どもに注がれる視線 →
     💭本音💭「ちゃんとしつけもできない親って思われてるかも」

 

《悲しさ・孤独》

  • 今日も家事が終わらない →
     💭本音💭「一人でこんなに頑張ってるのに…」

人が怒るときは、こうした条件から怒ってしまうんです。

  • 一次感情が自分の中に溜まっている
  • 一次感情をうまく「言葉」にできない

 

怒らないようにしようではなく、振り返りをしよう

怒ってしまうのは根っこに別の感情があるのね…

そうなんです。
別の感情が渦巻いているうえに蓋をし続けていると、
圧力なべが湯気を立ててしまうように、怒りが爆発してしまうんです。

圧力なべ!確かにそんなイメージかも!(笑)

一見、普通そうに見えて、
実は鍋の中は高温でグラグラと煮えたぎっている…
そんなイメージが伝わって嬉しいです(笑)

そして、じつは「怒り」には自分を守る盾でもあるんです。

あなたの中にある「不安」「悲しみ」「さみしさ」


それらを誰かに見せるのは、
正直ちょっと怖いですし、誰にでも見せられるものではないですよね。


だから無意識に、
「怒り」という強い感情を前に出して、自分を守ろうとしているんです。

ポイント

怒りは感情の「フタ」のような存在
そしてその奥には悲しみや不安など、隠したい部分が。
中々見せられないので、「怒り」で自分を守っている

「イライラを抑えられない私」から抜け出す5つの小さな工夫

なるほど…瞬間湯沸かし器の様に起こってしまう時には別の感情が奥に溜まっているのね

そうなんです!

そんな感情に気づくことが大切になっていきます。

なので、今日からは

「怒らないようにしよう」と無理に我慢するのではなく
「自分は今、本当はどんな感情を感じてるのかな?」
と立ち止まってみましょう!

🔸「私は本当は、何がつらかったのかな?」
🔸「辛かった時、本当はどんな言葉をかけてもらいたかった?」

この振り返る視点があると
怒りがほんの少しやわらいでいくのがわかりますか?

こうした振り返りができると、
「感情に振り回されない自分」を取り戻す一歩に近づいていきます!

具体的に5つの方法を紹介します!

1. 命の危険以外は「怒らない」と決める

怒りでストレス発散している場合、
ママはいつも怒っている。

そんな風に言われたことはありませんか?

ドキッとした方も安心してください。
怒るときの線引きを決めれば、いつも怒っている状態から3割減できますよ。

その線引きの基準は、命の危険があるかどうかです。

例えば、歩いて公園に向かっていて、
なかなか手をつながないときありませんか?

そして急に走り出す…未就学児の頃はよくありますよね。

そんなときは怒ってOKと私は考えます。

どうしてかと言うと、
「道路は車が通っている場所で命の危険がある」
そんな場所なので、
手をつなぐことは「子どもの命を守る」ために必要ですよね。

では、スーパーで手をつながない時はどうでしょうか?

もちろん、走り回ったりして周りに迷惑をかけていたら
子どもに話をして、走り回るのは辞めてもらいます。

ですが、「怒る」まではしません

それは、命の危険があるかどうかと聞かれたら「NO」だからです。

公園でも、
スーパーでも、
道路でも常に怒られていたら、子どもはどう感じると思いますか?

本当にやめてほしい。
本当に危険だ!とおもって声をかけても

いつも怒っているから

と、スルーされてしまうのです。

それだけは避けたいですよね。
なので、怒るときはきちんと線引きを決めると、子どもも聞く耳をもってくれますよ

2. 6秒深呼吸法で感情の波をやりすごす

これが出来るようになると、
数秒で未来が変わると言われています。

やり方は簡単。
イラ!っとし始めたら、目をつむって6秒深呼吸してください。

え!たったそれだけ?!

そう!
この6秒であなたと子どもの未来が変わるんです。

実は、怒りの感情がわっと湧き上がったとき、
脳の中では“扁桃体(へんとうたい)”という部分が反応しています。

この反応は「危険を感じたとき」に本能的に働く、人間の防衛本能。
動物を追いかけていたころの名残ともいわれています。

この扁桃体の反応は、
6秒ほどで落ち着いてくると言われているんです。

つまり、
最初の6秒さえやりすごせれば、
「こどもに怒鳴る」
「うっかりテーブルをたたいてしまう」
「怒鳴り散らして泣かせる」

といった衝動的な行動を防ぐことができるんです!

この6秒のポイントは

  • 怒りを感じたらすぐに行うこと
  • 「目を閉じる」こと

怒りすぎて後に引けなくなった経験、あなたにもありませんか?
そして、目を閉じて「冷静に」6秒を待てる状態にするのが大切です。

3. その場を離れる、視界を変える

先ほどの6秒ルールと一緒に試してほしいのがこの
その場を離れる、視界を変えるです。

イライラのピークで感情の爆発を防ぐために必要なのですが、

例えば、子どもが牛乳を床にこぼしてしまったとします。
牛乳を飲めないことで、子どもが泣き叫んでいるときは

こどもの安全を確保して別室へ移動する事をおすすめします。
目の前に悲惨な状態が広がっていると、
正直、それだけでもった得られない時があります。

その状態で深呼吸しても、なかなか収まらないですし、
子どもに余計な一言を言ってしまう前に対応する事が
子どもと向き合うための気持ちを整える時間になります。

4. 「ま、いっか」を口ぐせにしてみる

家事に育児に仕事に…
ママさんたちは日々真面目に過ごしていますよね。

そんなマジメな人達は、つい完璧主義になってしまうこと
知っていますか?

完璧主義とは

「〇〇は、こうあるべき」と自分に厳しい理想的ルールを縛り付けてしまう考え方です。
少しの失敗や手抜きも許せないので、自分を責めやすくなる傾向があります

完璧主義で良い点としては
何事にも一生懸命で、よりよいものを作りたいと努力することです。

一方で、デメリットとしては、
完璧にならないと「出せない」と思ってしまう行動が遅くなってしまいます。

こうした考え方だと、
子育てはとてもツライ場面が多いです。

正解も、やり方もその子によって違うので
「完璧」にできることなんて、ほとんどないからです。

そんな理想と現実のギャップに落ち込み、「自分はこんなことも満足にできないのか」と考えてしまうことも

そんな時、おすすめなのは
「ま、いっか」と声に出すことです。

キリが良く終わることが珍しい子育て期。
本当は栄養に気をつけたご飯を作ってあげたいけれど
できないときは「ま、いっか」と声に出してみませんか?

毎日「完璧に」は難しいです。
忙しくて疲れ切ってしまったら、
買ってきたものや、冷凍のストックを使ったり
宅配でたのんでもいい。

「今日は疲れたんだ~だから、みんなの好きなもの買ってきたよー!」

子ども達も笑顔で食べていたら
「ま、いっか」そんな気持ちになると思います。

5. 今日怒ったことに“価値”はあったか?寝る前に1分だけふり返る

子どもの寝顔を見ながら、
毎日反省会をしている…

そんなあなたは、「ごめんね」の次に、
その「怒り」は子どもにとって価値があったのか?をぜひ考えてください。

怒りには、ストレスをぶつけてしまう時もあると思います。
ついつい怒りすぎてしまったな…そう思う時は

「怒り」でストレス発散しているだけかもしれません。

こうして、冷静に「怒り」について振り返ると
その場面にまた出くわしても、冷静に「これは怒ることじゃないな」と判断できるようになります。

【子育て イライラ】それでも怒ってしまった時は

子どもについつい怒ってしまって自己嫌悪…そんなあなたにお伺いします。

お子さんは、どう思っていると思いますか?

怒られて、傷ついたり
子どもは「ママがきらい」になっているのかも?
そんなネガティブな考えが浮かんでしまいますよね。

怒ったときの子どもの気持ち

実はママに怒られた子どもは、
言葉の意味よりもママの表情や声のトーンを強く感じ取っていると言われています。(アタッチメント理論より)


特に小さな子どもは、
「怒られた=ママに嫌われた」と受け取ってしまうこともあります。

え!子どもがママに嫌われたと思っちゃうってこと?!

なので、

  • 「ぼくってダメなんだ…」という自己否定

  • 「ママ怖い。どうして急に怒ったの?」という混乱

  • 「ママに嫌われたかも…」という不安や寂しさ

  • 「泣けば許してくれる?」という不安定な試し行動

こうした感情を強く感じる子どもがとても多いと言われています。

つまり、ママが怒った、ママが怖かった。そんな記憶だけが残りやすいのです。

怒ってしまったら、安心させてあげよう

この時、やっぱり大切なのは「アフターケア」

怒ってしまったあとでも、

「さっきは怒ってごめんね。
ママは仕事帰りで疲れていたし、
それなのに〇〇ちゃんに全部イヤって言われてしまってママも悲しかった
うまく受け入れてあげられなかったのは本当にごめんね。
あなたのことが嫌いなんじゃないよ。ごめんね。」


この様に伝えるだけで、子どもの心はぐっと落ち着きます。

ママが感情を整える姿を見せると、
子どもにとって「感情を整えるお手本」になります。

大きくなって感情の起伏を抑えられず困らないように、
感情のコントロールの仕方を教えるチャンスだと思って、
怒ってしまったらその後のケアを大切にしましょう。

「ごめんね」と伝えるのは、“ダメなママ”の証じゃない

ここで一番伝えたい事があります。
それは、「ごめんね」と伝えるのは、“ダメなママ”の証じゃないということ。

やっぱりいい親、いい母親でありたいと思うのはよくわかります。

でも、謝ったら「ダメな母親の烙印」だと思わないでほしいのです。


謝るということは、
感情に流されてしまった自分を認めて、
もう一度子どもと向き合おうとする強さのあらわれ

子どもは、完璧なママを求めていません。
「自分の元に戻ってきてくれる人」を信頼します。

だから、怒ってしまったあとに
「さっきは怒りすぎちゃったね、ごめんね」と伝えることは、
子どもにとって安心感や
「自分は大切にされている」という感覚
につながっていきます。

そして、人への謝り方も学べるチャンスです。

そんなすがたを是非見せてあげたいですね。

次回は、「謝りたいけれど、なかなか言葉にできない…」そんな言語化についてお話します

ABOUT ME
えとかし
子どもの教育資金をきっかけに、 事務員から在宅フリーランスへ転身。 自分の限界を決めず、スキルアップを進めています。 1年後に月収30万円を目指して奮闘中。 転勤族×3姉妹の母